悩みのタネとなる星人 「土星人」
鑑定の中で最も多く「悩みのタネ」として挙げられたのが土星人です。家庭内に土星人がいることで悩みが生じるケースが多く見られました。
例えば:
・お子さんが土星人で、接し方が分からない
・ご主人が土星人で、コミュニケーションが難しい
・義母が土星人で、厳しさから家の中が窮屈に感じる
土星人の特徴は、責任感が強く、向上心が高いこと。一般的な「普通」よりも高い基準を持ち、周りの人にも厳しく接してしまう傾向があります。そのため、周囲からは「気難しい」「近寄りがたい」と感じられがちです。
土星人は計画性を重視し、それを崩されることを嫌います。自分の考える「普通」のレベルが高いため、無意識に他人にも同じ水準を求めることが、人間関係の摩擦を生み出しています。
特にコロナ禍以降、家で過ごす時間が長くなったことで、こうした特性がより顕著に表れています。例えば、整理整頓を好む土星人の夫が、在宅で散らかりがちな家の状況にストレスを感じ、それが夫婦関係に影響するといったケースが見られました。
悩み多き星人 「金星人」と「天王星人」
一方、相談に訪れる方に多かったのが金星人と天王星人です。
金星人:
・思い立ったら即行動するタイプ
・悩みを抱えたまま時間を無駄にしたくない合理主義者
・行動制限や束縛にストレスを感じやすい
天王星人:
・基本的に楽観主義者
・家族とのコミュニケーションを大切にする
・問題があれば早く修正したいと考える
この二つの星人は、積極的に問題解決を図ろうとする特性を持っています。特に金星人は「相談するかどうか」という段階で悩むことなく、必要だと判断すれば躊躇なく行動に移します。
人間関係改善のヒント
相手を知ることから始める
「相性が悪いから関わらない方がいい」という考え方は、家族や職場など避けられない関係では通用しません。
大切なのは:
・相手の星人の特性をよく理解する
・相手の性質を踏まえて自分がどう寄り添うか考える
・「相性が悪いから」と諦めず、歩み寄る姿勢を持つ
金星人の方へ
悩みが多くなった時は「焦らない」ことが大切です。すぐに状況を改善したいという気持ちは理解できますが、焦りが判断ミスを招くことも。また、「自分がやってしまおう」と抱え込みすぎないように注意しましょう。一呼吸置いて行動することで、悩みも減ってくるはずです。
天王星人の方へ
優柔不断で人に流されやすい傾向があります。「誘われて断れない」「後になって後悔する」といった経験はありませんか?このような自分の性質を理解した上で、誘いや決断の際は、将来の結果を想像してから決めるようにしましょう。
最後に
自分の星人の性質を理解し、相手の特性も知ることで、人間関係はより円滑になります。
例えば、金星人の早とちりや忘れ物の傾向を知っていれば、対策を立てることもできますし、イライラすることも減りますよね。
人間関係の悩みは、相手を変えようとするのではなく、まず相手の特性を理解し、自分がどう接するかを考えることで解消されやすくなります。六星占術を活用して、より良い人間関係を築いていきましょう。