土星人の本質を知る～責任感と向上心の星～

土星人の最大の特徴は、責任感の強さと向上心の高さにあります。彼らが考える「普通」の基準は、一般的な人よりもはるかに高く設定されているため、何事においてもストイックな姿勢を貫きます。
自分に対しても人に対しても厳しい一面を持っているのも土星人の特徴でしょう。仕事においては通常よりもハイスペックな結果を求める傾向があり、周囲からは「手厳しい」と感じられることも少なくありません。
人付き合いに関しては、ビジネス上の関係は上手にこなせるものの、プライベートではそれほど器用ではないのが実情です。大きな組織よりも一匹狼タイプが多く、一人で物事を決めて進んでいく傾向があります。
特に女性の土星人は、筋の通った非常に強い女性という印象を与えがちです。隙がなくきっちりとした部分があるため、周囲からは「すごすぎる」と思われることもあるでしょう。

■土星人（＋）
細木数子、内村光良、有吉弘行、豊田章男、真田広之、千原ジュニア
■土星人（－）
神田うの、安住紳一郎、大泉洋、氷川きよし、宮沢りえ、宮﨑あおい
皆さんに共通しているのは、自分をしっかりと持ち、まっすぐに突き進むストイックな姿勢です。何事も白黒はっきりさせたく、グレーゾーンを嫌う傾向も土星人の大きな特徴といえるでしょう。

土星人の恋愛は、率直に言って「大変」な面が多いかもしれません。真っすぐすぎる性格のため、一度恋愛にはまってしまうと、周囲が反対してもその想いを貫き通してしまう傾向があります。
よからぬ相手や不適切な恋愛であっても、まっすぐに突き進んでしまう可能性があるため、一か八か的な恋愛になりやすいのが特徴です。人付き合いの不器用さも、恋愛面では顕著に表れることがあります。
しかし、土星人には純粋で可愛らしい一面もあります。心と心の繋がりを非常に大事にするため、いくつになってもピュアな部分を持ち続けているのです。第一印象では強そうに見えても、親しくなると脆くて可愛いところが見えてくることも多いでしょう。

一見ガードが硬く、近寄りがたい印象を与える土星人ですが、実は優しくて熱い部分を持っています。最初の印象と、実際に親しくなってからの印象が大きく変わることも珍しくありません。
浅い関係では隙がないように感じられますが、少し深い関係になると、チャーミングな部分が見えてほっとする場合も多いのです。このギャップが、土星人の大きな魅力の一つといえるでしょう。

土星人と最も相性が良いのは金星人です。一見正反対に思えるお互いの違いが、実は良い補完関係を生み出します。
金星人は土星人の強さや責任感を尊敬し、土星人は金星人の柔軟性や人当たりの良さから学ぶことが多いでしょう。最初は「ちょっと怖い」と感じるかもしれませんが、お互いの長所を素直に認め合うことで、良い関係を築くことができます。
自分にとってもプラスになることが多く、見習うべき点をたくさん発見できる関係性といえるでしょう。

一方、土星人と最も相性が悪いのは火星人です。どちらも自分なりのこだわりとプライドを持っているため、主張がぶつかり合うと激しい衝突が起こりがちです。
どちらも譲らない性格のため、一度対立してしまうとなかなか解決が困難になります。しかし、悪い相性だからこそ、お互いを深く理解することが重要になってきます。

相性が悪いからといって諦める必要はありません。お互いの長所と短所をしっかりと理解し、それを踏まえた上で関係を築いていくことが大切です。
立場によっても対処法は変わってきます。親子、上司部下、友達など、対等な関係なのか上下関係があるのかによって、アプローチの仕方も調整する必要があります。
特に上下関係がある場合は、下の立場の人から歩み寄る姿勢を見せることが重要でしょう。

相性には必ず良し悪しがあり、特に家族関係では相性の良い人だけで揃えることは不可能です。だからこそ、自分だけでなく関わる人の星人を調べ、相性を理解した上でその人の本質を知ることが重要になります。

そうすることで、一歩引くこともできますし、相手の良い部分を理解して受け入れることも可能になるでしょう。悪い相性だからダメということではなく、本質を理解してどう付き合っていくかを、それぞれの立場に応じて考えることが何より大切なのです。